海外在住エンジニアがお薦めする!ITエンジニアのためのビジネス書7選!
- 投稿日:2024.06.30 最終更新日:2024.06.30
- PC機器・書籍
この記事では、エンジニアとして働くヨーロッパで働く著者が、ぜひエンジニアに読んでほしいビジネス書・実用書をセレクトして紹介する。
- 1. FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る
- 2. DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
- 3. サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット
- 4. LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
- 5. SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル
- 6. チームを動かすIT英語実践マニュアル ~ 現役シニア・エンジニアが教える[音声DL付]
- 7. 精神科医が見つけた3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法
- 8. まとめ | 海外在住エンジニアがお薦めする!ITエンジニアのためのビジネス書7選!
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る
まず最初に紹介したいのはTEDの登壇者として知られ2017年に死去したハンス・ロスリング氏の著者であり、世界中でベストセラーとなった「FACTFULNESS」だ。
この本は世界がいかに思い込みや勘違いに満ちているのかをたくさんの例とともに紹介してくれる良書。コロナウイルスやロシア・ウクライナ間の戦争なで、世の中はどんどん悪い方向に進んでいると思い込んでいる人たちは多いかもしれない。しかし、本当のところは世界は少しづつ良くなってきおり、数十年前までに抱えていた多くの問題は解決に向かっている。
- アフリカの飢餓問題の状況は過去20年間で随分と改善している。
- エイズの感染者数は過去20年間で半減している。
- オゾン層を破壊する物質の使用量は過去50年間で激減している。
特に所得が高く賢い人ほど勘違いを多くしているという事実は頭の片隅に入れておいた方がいいだろう。
この本はエンジニアに限らず海外で暮らす人や外国人と一緒に働く人にはぜひ一度読んでもらいたい。
本当に衝撃的な内容でした。世界は私たちが思っている以上に変化しており、その知識をアップデートしないで思い込みで判断することがいかに危険かを感じさせられました。
引用元: amazon.co.jp
本能を抑えて、知識のアップデートをかかさず続けようと思います。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
次に紹介したいのは「DIE WITH ZERO」だ。この本は最近YouTubeなどでもよく紹介されているので、既に読んだ人も多いかと思う。
タイトルは「死ぬときにはお金を残すな」という意味。しかし、そこからアメリカらしい今が楽しければいいという享楽的な生き方を連想するのは間違いである。
この本はもっとも有意義なお金の使い方について著者の人生経験を基に指南しており、「お金」との付き合い方を考え直す機会を与えてくれる一冊だ。
この本の中で特に気に入ったメッセージを抜粋したい。
- もっとも価値のあるお金の使い方は経験にお金を費やすことである。
- 経験から価値を引き出しやすい年代にはお金は貯めずに使え。
- 遺産相続についてはオープンに話し合い、相続した人間にとってもっとも意味のあるタイミングで行うべき。
豊かな人生を送るため、どのようにお金を使えば良いのかを学ぶために本書を手に取りました。
引用元: amazon.co.jp
本書では、豊かな人生を送る上で大切なことやその理由についてわかりやすく丁寧に書かれておりました。
サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット
次は有名な投資の入門書として有名な「サイコロジー・オブ・マネー」を紹介したい。
初心者の向けの投資本は数多くあるが、多くの書籍では「長期保有のインデックス投資が最高の戦略」といった事が書かれており、投資の戦略という部分を学びたいのであればそれほど多くの本を読む必要は無いと思う。
この本は金融・投資といった部分がテーマでありながら、人間心理の面白さを理論的に説明しており、読み物として楽しみながら読むことができるだろう。
サイコロジー・オブ・マネーは金融の新境地を切り拓く素晴らしい本です。心理学的なアプローチで、お金に対する考え方が変わりました。実践的なアドバイスが豊富で、一生お金に困らないためのマインドセットを築ける心強い一冊。今まで気づかなかった視点が満載で、お金の重要性や使い方について深く考えさせられました。
引用元: amazon.co.jp
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
次に紹介したいのは「ライフ・シフト」だ。
日本でもかなり売れた本で漫画版も発行されているのでこの本を知っている人も多いと思うが、人生設計を考える人であれば外せない一冊だと思うのでここで紹介させてほしい。
人間の寿命は今後も伸び続け100歳まで生きるのが普通になる。その時代に備えて人生設計を考え直してみようというのがこの本の趣旨である。
金銭的な部分での備えについても書かれているが、健康や交友関係の大切さについてもページの多くが割かれている。
人生100年時代と耳にはしているものの、これまで100歳まで生きる自分の人生について考えたことがなかった。
引用元: amazon.co.jp
あまりにも無計画だったと知るきっかけになった。これからは長期視点でどう生きていきたいか考えようと強く実感することができた。
SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル
この本はエンジニアとして、また投資家やインフルエンサーとして成功し富を築いたジョン・ソンメズの書いたエンジニアのための人生の攻略マニュアルだ。
日本でいうビジネス系インフルエンサーの奔りのような存在であり、平凡なエンジニアでもモチベーションがあれば少なくても金銭的に成功することは充分に可能であることを教えてくれる。
特に将来的に独立を考えている人には有意義な内容が多い。
この本に書かれていることは特に突出した才能を持たないエンジニアでも、モチベーションさえあれば再現できるようなことが多い。
ただ、2015年に書かれた本で若干古く感じられる部分がある事と、アメリカでは通用するが日本ではその考えでは上手くいかないだろうといった内容も含まれている点については留意したい。
キャリア、学習、生産性、健康、マインドセット、投資など、ソフトウェア開発者の人生をよりよくするための全般的な知識を得ることができます。少しアメリカの事情が前提とされている箇所があるかもしれませんが、あまり影響しません。全てのソフトウェア開発者におすすめします。
引用元: amazon.co.jp
チームを動かすIT英語実践マニュアル ~ 現役シニア・エンジニアが教える[音声DL付]
この本はありそうであまりなかったエンジニアのための英語学習教材だ。
ここに登場する例文はどれもITプロジェクトの中で実際によく使われる表現ばかりだ。
英語を学習しながらITプロジェクトにおける日常も見えてくるので、これから英語のチームに参画する人にももちろんお薦め。
ネガティブに響くため避けたほうがいい英語表現なども教えてくれるので、既に公用語が英語のチームで働いている人にも新しい気付きをもたらしてくれるだろう。
ITではありませんが、仕事で英語が母語ではない外国人たちとプロジェクトを進めていますが、この本に出てくる状況別のコミニュケーション方法、誤解の起きやすいポイント、使える言い回しは、非常に参考になります!あ〜こういうコミニュケーションミスあるある!と読み物としても面白かったです!
引用元: amazon.co.jp
精神科医が見つけた3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法
この本はYouTubeなどでもお馴染みの樺沢紫苑先生の著者。
抽象的な概念である「幸福」について、セロトニン・オキシトシン・ドーパミンという3種類の幸福物質を軸に解説している面白い一冊であり、理屈っぽいエンジニアも納得しながら読むことができるだろう。
エンジニアとして長い期間働いてある程度資産を貯めている人も多いと思うが、それが幸せに直結していないパターンも多いはず。この本を読めば幸福を自分が幸福を感じない理由が少しわかるかもしれない。
これほど具体的で、かつ科学的な本は、ちょっと他にないのではないかと思います。
引用元: amazon.co.jp
幸せな人が増えるほど、社会は良くなります。
1人でも多くの人に読んで欲しい1冊。
まとめ | 海外在住エンジニアがお薦めする!ITエンジニアのためのビジネス書7選!
今回、選ばせてもらった7冊はどれも何度も読み返したくなるような読み物として楽しめるビジネス書だ。
著者が40代という事もあり人生設計や資産形成の内容のものが多くなってしまったが、どれも若いうちに読んでおけばより価値のある本なので興味を持った方はぜひ読んでみてほしい。