【2025年】プログラミングにお薦めのPC10選。正しい選び方と必要なスペック!【ノート・ミニ・デスクトップ】

【2025年】プログラミングにお薦めのPC10選。正しい選び方と必要なスペック!【ノート・ミニ・デスクトップ】

この記事では、プログラミングに適したPC(ノートPC・ミニPC・デスクトップPC)を必要となるスペックなどの条件とあわせて紹介したい。

この記事は以下のような人たちに特にお勧めだ。

  • これからプログラミングを始めたいが、どんなPCが必要なのか分からない。
  • 仕事用のPCを所有しているが、プライベート用のPCを買うための参考にしたい。
  • プログラミングの学習を目的として子供にPCを買ってあげたいが、どういったタイプのモデルがいいのか分からない。

著者はPC使用歴は30年以上、現在もエンジニアとしてほぼ毎日PCを使用している。

様々なプロジェクトへの参画経験があるのでIT企業でどのようなセットアップが好まれるのかといった点も熟知している。

プログラミングのためのPC選びのポイント

まずはプログラミングのためのPCを選ぶポイントを確認しよう。

プログラミングに必要なスペック

まずはプログラミングのPCに必要なスペックについて考えてみたい。

プログラミングをするうえでPCの処理能力はそれほど必要とならない。ただし、それはどういった目的でプログラミングをするか、どの程度の規模のプロジェクトを扱うかによって大きく変わってくる。

また、プログラマは調べごとをすることも多く、ときにはインターネットブラウザのタブを20個ぐらい同時に開くこともあるので、そういった作業でもストレスを感じない程度にPCのスペックは確保しておきたい。

PCの処理能力は20年くらい前と比較すると大きく向上している。5万円程度の低価格のPCでもある程度の処理能力は備えているので、最初のうちはそれほど高い金額を投資する必要は無いだろう

CPU(プロセッサ)

パソコンの頭脳にあたるCPUに関しては良いものを選んだほうがいい。

CPUは品番が似ていても性能に大きな違いがあることが多い。CPUの性能を測るベンチマークを掲載しているウェブサイトが存在するのでそちらで性能をチェックするようにしよう。

CPU Benchmarks: https://www.cpubenchmark.

「cpubenchmark.net」の指標でいえば「Mutithread Rating」の値が15000くらいあれば、ほとんどの作業でストレスを感じないだろう。

ハードディスク(ストレージ)

ハードディスクはファイルを保存するための装置。ハードディスクにはHDDとSSDがある。

ハードディスクは後で買い足すことができるのでそれほど高い容量は必要ない。512GBを目安として考えよう。

SSDのほうが読み込み・書き込み速度が大幅に速いのでSSDのハードディスクが付属しているモデルを選ぼう

メモリ(RAM)

メモリはPCが処理するデータを一時的に保存しておくための装置。

メモリは基本的に2枚で1組として使われる。メモリが16GBのPCでは8GBのメモリを2枚使用していることが多い。

メモリは後で増やすことも可能だが、2枚同時に買い替えると結構な金額になるし、メモリによっては規格が合わず使用できないということもあるので事前に調べる必要がある。

メモリが不足したPCでは処理能力が大きく低下するので大きなストレスを抱える原因となりやすい。メモリに関しては十分な能力のものを選ぶようにしてほしい。少なくとも16GBできれば32GBを確保することをお薦めする

ノートPC vs ミニPC vs デスクトップPC

市販されているPCにはおもに以下の3種類がある。どのタイプのPCでもプログラミングをすることはできるがそれぞれの特徴について確認しておきたい。

  • ノートPC
    ディスプレイやキーボードといったPCを使用するに必要不可欠な装置がセットとなったPC。持ち運びできることを前提としている。近年ではノートPCが主流となっている。
  • ミニPC
    手の上に乗せれるようなコンパクトなPC。ディスプレイやキーボードは別個に購入する必要がある。ここ数年の性能の進化がめざましく、自宅用のプログラミングPCとしては有力な選択肢となってきた
  • デスクトップPC
    デスクトップは机の上か下に固定で設置するタイプのPC。自作しやすい、パーツの増設がしやすいといったメリットがある。昔はPCと言えばデスクトップの事を指したが、最近ではゲーミング用PCとしてのイメージが強い。

自宅以外の場所でもPCを使いたいという人は、ノートPCを購入することをお奨めする。

PCを自宅でしか使用しないことが分かっている場合は、ミニPCやデスクトップPCを選択肢に入れてもいいだろう。

また、エンジニアとして働くのであれば、ある程度PCそのものについても知識を持っておいたほうがいい。デスクトップPCはカスタマイズ性が高いので、自ずとそういった部分で勉強になるというメリットもある。

Windows vs Mac

PCのOS(オペレーティングシステム)についても考えておきたい。

一般的に普及しているOSにはWindows・Mac・Linuxがある。Linuxは無料で使用できるが専門的な目的で使用されることが多いので候補から外して考えていいだろう。

プログラミングで使用するアプリのほとんどはWindows版とMac版が用意されているので、どちらのOSを選択したとしてもさほど出来ることに違いは無い

Apple社の製品に親しみのある人であればMacを使えばいいが、IT企業はWindowsをメインで使っているケースが多いので、仕事探しの面から考えるとまずはWindowsを使いこなせるようになっておいたほうがいいだろう

PCの予算は10万円程度が妥当

最後に予算についても確認しておきたい。

予算に関しては金銭的な事情や使用頻度、好みの問題などで大きく変わってくるので一概には言うのは難しい。最初のPCとしては10万円を目安に5万円~20万円の範囲で探すのいいだろう

ノートPCの場合はどうしてもバッテリーが劣化するし、PCのパーツは規格が変わることも多いといった事を考慮すると、3~5年くらい使用することを前提として考えるのが賢明だろう。

プログラミングにお勧めのPC10選

では、ここからはお薦めのPCを見ていこう。

Dell Inspiron 14 2-in-1 7420 モバイルノートパソコン

まず最初に紹介したいノートPCはDellのInsprionシリーズの14インチモデル。

DellはPCやモニターディスプレイの高級ブランドとして品質に定評のあるブランド

ここで紹介するInspirionシリーズはDellの大ヒットシリーズであり、もはやノートPCのスタンダードともいえる。14インチはノートPCの大きさとしては使い勝手が良く、充分なスクリーンサイズを持ちつつ持ち運ぶにも優れている。

このモデルはタッチ対応しており、タブレットのような感覚で自由時間に寝ころびながら使うようなこともできる。

スペックの方はというと、メモリは8GBと少し物足りないがIntel11世代のCore i5をCPUとして持ち、プログラミングを学習するには充分なポテンシャルを持ったモデルだ。

10万円以下で品質に定評のあるモデルを探しているなら、DellのInspirionシリーズは最良な選択肢だろう。

DELL XPS 13 7390 2-in-1 ノートパソコン 13.4 FHD

次に紹介するのはDellのフラッグシップモデルであるXPSの13インチモデル。

DellのフラッグシップだけありノートPCとしてはトップクラスの処理性能を持つ。プログラミングに使えるのはもちろんの事、動画編集などの処理に負担が掛かる作業もストレス無くこなすことができるだろう。

ガジェット好きに堪らないスッキリとしたモダンなデザインも魅力的だ。

13インチスクリーンはノートPCとしては小さめのサイズだが、ベゼルが細いこともあり、窮屈さは感じる事無く使用できる。

XPS 13は著者もプライベートで使用している。

持ち運ぶのは簡単で電車で使用するときも周りを気にせずに使えるので重宝している

Microsoft Surface Laptop Go 12.4イチ

次に紹介したいノートPCはマイクロソフトの超人気シリーズのSurface。

このモデルはノートPCでありながら超軽量でさらにタッチスクリーンに対応している

まさにノートPCとタブレットの長所を総取りしたような作りとなっている。

デスク上で根詰めた作業をおこなうだけで無く、ソファで寝ころびながらYouTubeを鑑賞するといった使い方もできるので、学校・職場・自宅と様々な環境で活用できる。

スペックは最上級とは言えないが、業務外で使用する分には充分だろう。

プログラミングで使う割合がそれほど多くない、学生やサラリーマンにはお勧めできるモデルだ。

ASUS ノートパソコン Vivobook Pro 15

次に紹介したいのはASUSのVivobookの15インチモデル。

ASUSは言わずと知れたノートPCを代表するブランドであり動作の安定性においては確かな信頼をおけるだろう。

一般的にノートPCはサイズが大きくなると価格が非常に高くなるが、このモデルは15.6インチと大型なサイズを持ちながら17万円以下に納まっている。

ノートPCとはいえ出来るだけ大きな画面で作業をしたいという人には、こちらのASUSの15インチモデルをお勧めする

Apple MacBook Air 13インチ

次にMacのお勧めノートPCを紹介してきたい。

まずはMacBook Airの2022年モデル。

MacBook Airはその軽さが売りだが、性能と価格のバランスに優れた高コスパでも定評がある

このモデルはAppleのM2チップを搭載しているだけで無く、Touch IDといったAppleの先端機能をカバーしている。

15万円以下でMacが欲しいならば真っ先にオススメするモデルだ。

MacBook Pro: 2022 13インチ Apple M2チップ 256GB SSD

MacBook Proはmacユーザーの憧れのAppleフラッグシップモデル。

次に紹介するのは最新のMacBook Proでありながら20万円以下で手に入る13インチモデル。

Apple最強のM2チップを搭載した高性能モデルであり、プログラミングは元より動画編集など、より負荷が掛かるような作業でもストレスを感じる事なく処理することができるだろう。

とにかくパフォーマンスの高いMacのノートPCが欲しい人にはこのモデルをお勧めする。

MINISFORUM Venus Series UM773 Lite ミニpc AMD Ryzen 7 7735HS 小型ゲーミングpc Windows 11 Pro

ここからはお薦めのミニPCを紹介していきたい。

まず最初に紹介したいのは中国・深センのミニPC専門メーカー「Minisforum」のミニPC。

AMD Ryzen 7のハイスペックCPU、32GBメモリ、1TBのSSDというトップクラスのスペックを持ちながら10万円を切るこのモデルはミニPCの一つの到達点とも言える優れたコストパフォーマンスを実現している

前面にUSB-Cポートを2つ、背面にUSB-Aポートを4つ搭載しており、接続性という部分に充分に需要を満たしてくれるはずだ。

GEEKOM Mini IT13 ミニPC、最新第13世代 Core i7-13620H インテル(10C16T 最大4.9GHz) 高速動作 32GB+1TB SSD/Windows11Pro

次に紹介したいのがMinisforumと並んでミニPCの代名詞となった「GEEKOM」のミニPC。

こちらのモデルは最新となるインテルの第13世代CPUを搭載している。32GBメモリ、1TBのSSDを搭載しておりミニPCとしてトップクラスの性能を誇っている

GEEKOMは品質管理やカスタマーサポートにおいても定評のあるブランドなので安心して買うことができる。

Dell デスクトップパソコン Inspiron 3030 Small desktop Intel Core i5-12400 メモリ16GB SSD512GB

最後にデスクトップPCのお薦めも紹介したい。

このモデルはDellのInsprionシリーズの小型デスクトップPC。

ゲーミングPCのようなトップクラスのスペックを備えている訳ではないが、プログラミング用途としては充分な性能を持っている。また、最近では少なくなったCD/DVDプレイヤーが付属してくるという点も良い。

デスクトップPCならではの安定感と定評のあるカスタマーサポートを求める人には良い選択肢だろう。

HP デスクトップPC Slim Desktop S01 省スペース 第13世代 Core i5 16GBメモリ 256GB SSD Windows11 Home

次に紹介するのは老舗PCブランド「HP ヒューレット・パッカード」のデスクトップPC。

第13世代のインテルCPUを搭載しながら10万円前後という低価格のコストパフォーマンスの高い一台

スリムなボディとスタイリッシュなフロントパネルのデザインから、机の上に配置しても見た目が悪くならない。

USB-Cポートを装備していない点は難点と言えるかもしれない。

created by Rinker
ヒューレット・パッカード(HP)
¥93,000 (2025/01/24 00:56:04時点 Amazon調べ-詳細)