【2024年】TypeScriptのおすすめ書籍5冊!レベル別に入門書からプロ向けまで紹介。
この記事では、プログラミング言語「TypeScript」を勉強する人のためにおすすめの書籍を5冊ほど厳選して紹介したい。
この記事は特に以下のようなエンジニアにお薦めだ。
- JavaScriptを既に業務で使用しているWeb系の開発者
- Javaなどのオブジェクト指向言語の経験がある開発者
- Reactなどのモダンなフレームワークを使って開発を勉強したい人
TypeScriptはここ数年で急速に注目されるようになったプログラミング言語だが、JavaScriptと比較すると参考書籍などはそれほど多く出版されていない。
その中でもお薦めするに値する書籍はいくつかあるので、この記事ではその内容とどういったタイプの開発者にお薦めできるかを解説したい。
では、見ていこう!
TypeScriptについて
TypeScriptのお薦め書籍を紹介する前に、TypeScriptというプログラミング言語について軽くおさらいしておきたい。
TypeScriptはこれからのプログラミング言語
TypeScriptはここ10年間でもっとも人気を高めたプログラミング言語。
下の表は、過去10年間のプログラミング言語の人気ランキングだ。JavaScriptのフレームワークであるReactやAngularが盛り上がってきた2017年ごろからTypeScriptの人気が高まってきたのが分かるだろう。
少なくとも今後の5年・10年間、TypeScriptは最注目のプログラミング言語であり、需要は衰えないと考えていいだろう。
TypeScriptはJavaScriptの拡張言語
TypeScriptはマイクロソフトによって開発されているJavaScriptの拡張言語。
TypeScriptはその名前が示唆する通り、型の明記しない動的型付け言語であるJavaScriptに、静的型付けとオブジェクト指向の概念を加えた上位互換の言語である。
JavaScriptは動的型付け言語であり手軽である反面、大規模開発には向いていないのでその欠点を補うために開発された言語と考えていいだろう。
おすすめのTypeScriptの書籍5冊
では、おすすめのTypeScript書籍5冊を見ていこう!今回はタイプの違う書籍をセレクトするように心がけた。
ゼロからわかる TypeScript入門
最初に紹介したいのはTypeScriptの書籍としては珍しい入門書用の書籍である”ゼロからわかる TypeScript入門”。
TypeScriptの歴史はもちろん、環境開発の構築や変数・定数といったプログラミングの基礎まで分かりやすく説明しているので、開発経験のまったく無い人でも問題なく着いていくことが出来るだろう。
TypeScriptを最初のプログラミング言語として学習したい人はこの一冊で決まりだろう!
数少ないTypeScriptの書籍としては、まるで絵本のような優しさを感じます。
エディターの導入、学習環境構築から丁寧に解説されていて、読み手のOSを選ばず学習を開始できます。JavaScriptの習熟を前提としていないため、JavaScriptの入門書に書いてあるような内容も多く含まれています。
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プロを目指す人のためのTypeScript入門 安全なコードの書き方から高度な型の使い方まで
次に紹介したのがエンジニアの間でも評価の高い「プロを目指す人のためのTypeScript入門」。
JavaScriptの知識を前提としない初心者にも優しい構成でありながら、中級者以上の開発者が読んでも新しい発見が多くある内容の濃い一冊となっている。
特にTypeScriptの肝である型やクラスに関する解説が丁寧で分かりやすく、「なんとなく分かった」状態で業務をしている人にはぜひ読んでほしい。
この本はタイトルの通りプロを目指す人であれば必読のTypeScript解説書である。
有名なEffectiveシリーズ(Effective C++など)に匹敵する、いやそれを超えるであろう、内容の濃い本です。自分のバイブルになりそう。
説明もとても丁寧で、文章量は多いとは感じるものの、しっかりポイントにフォーカスして書かれていて、初めてTypeScriptを学ぶ人にとって「誤解の生じない」理解が得られるという点で素晴らしい本だと思います。その意味でTypeScriptを一から基本を学びたい人にうってつけの本です。
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プログラミングTypeScript ―スケールするJavaScriptアプリケーション開発
エンジニアにはお馴染みのオライリーから出版されているTypeScriptの解説書。
オライリーから出ている他のプログラミング言語の解説書と同様、TypeScriptの特徴や仕様について充分なほど詳細に書かれている。
日頃から業務でTypeScriptを使用しているのであれば、リファレンス書として常に机のうえに置いておきたい一冊だ。
JavaScript中級者がTypeScriptを導入したくなったとき読む本。もしくは他言語でバリバリ書けている方、プログラミングでオブジェクト指向とかクラスをバリバリ書けているならこの本は役に立ってくれると思います。プログラミング初心者はJavaScriptの入門書を読み、そしてある程度プログラムを書いてからこの本を手に取りましょう。
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手を動かしながら学ぶ TypeScript
次に紹介するのは実践的なアプリ開発を通してTypeScriptを学習するのがコンセプトの「手を動かしながら学ぶ TypeScript」。
本の前半ではTyperScriptの基礎を習い、後半では実際にウェブアプリを開発しながら知識を経験に置き換えていくという構成になっている。
本を読んで学習するよりも、実際に手を動かしてみた効率的に学習できるという人にはうってつけの一冊だ。
Typescriptをかじっているがまだきちんとアプリを書いたことが無いような人に
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お勧めできます。題材も楽しく作りながら知識が増えていくのが本当に楽しい本です。
それなりのスキルがある人にお勧めです。設計がしっかりしていてコードの勉強にもなります。
TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発
最後に紹介したいのが「TypeScriptとReact/Next.jsでつくる実践Webアプリケーション開発」。
タイトルの通りTypeScriptに特化した解説書では無く、Reactなどの技術を使用してモダンなWebアプリの開発の概要を学ぶというのがこの本のコンセプト。
TypeScriptについてはReact/Next.jsと同様にひとつの章で説明するだけに留められており、より実践的な開発の流れを掴むことに主眼が置かれている。
一冊でモダンなフロントエンド開発をひと通り学習したいという人にはお薦めできる一冊である。
この一冊でフルスタックの開発ができ、テストや開発のハンズオン、デプロイやセキュリティ等盛りだくさんで学べます。
複数の技術を横断して学べるので自分に足りない物がわかる一方、紙面の都合からか説明が質素すぎるところもあるので、わからないところは各自で別の本やネットで調べる必要があると思います。
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TypeScriptのおすすめ書籍5冊!まとめ
さて今回はTypeScriptのお薦め書籍を5冊紹介してきた。
5冊ともコンセプトが異なるタイプなので、本を必要とする目的によってどの本を手にべきなのかはおのずと決まってくるかもしれない。
この記事がプログラミング学習の助けとなれば幸いだ!