ITエンジニアのための英語勉強法8選。技術力と英語力を同時に伸ばす!

ITエンジニアのための英語勉強法8選。技術力と英語力を同時に伸ばす!

この記事では、10年近く欧州でエンジニアとして働く著者が英語を学習するコツをエンジニアのためにまとめてみた。

IT業界で活躍するには英語は必須のスキル。昨今のグローバル化の波により多くの業種で英語を学習する必要性が生まれてきているだろう。

また、英語を勉強したいとは思うもののなかなかモチベーションが続かないという人も少なくないだろう。ここでは、英語学習のモチベーションを高め楽しみながら学習できるアイデアを紹介したい。

ちなみに著者は一人のエンジニアなので英語のエキスパートという訳では無いが、英語を使ってプロジェクトで活躍するためのポイントは抑えているつもりだ。

エンジニアのための英語学習アイデア8選

この記事で紹介する英語学習のアイデアは以下の8つ。

  1. 公式ドキュメントを読み込む 
  2. 技術系Youtubeチャンネルの視聴 
  3. エンジニア向けのオンライン英語コースの受講
  4. 英語⇔日本語のタンデムをおこなう
  5. 技術資格を英語で受験する
  6. 技術ブログの記事を英語で執筆する
  7. オープンソースプロジェクトに参加する
  8. 英語でプレゼンテーションをおこなう

今回セレクトした学習法は英語を勉強しながら、スキルや人脈など語学以外のメリットが得られるものばかり。では見ていこう!

公式ドキュメントを読み込む 

まず最初に紹介したい英語学習法は「公式ドキュメントを読み込む」という事だ。

ここでいうドキュメントとはプログラミング言語やフレームワークなどのコンセプトや仕様がまとめられたウェブサイトなどの事を指す。

プログラミング言語などを学習する際は実務で使用する前に一度ドキュメントを読み込むという人も多いと思うので、ここで今更書く必要もないかもしれない。

この場合、メインの目的はプログラミングの学習にあつので英語の知識は副産物のようなものかもしれないが、これらのドキュメントを読み込むのは技術英語を学習するうえで最良の方法だ。

技術系Youtubeチャンネルの視聴

英語の学習のために技術系のYouTubeチャンネルを視聴というのも有効な手段だ。

仕事が終わった後に本やウェブサイトを読むのは億劫だがYouTubeならOKという人も多いだろう。

テック系のYouTubeでは以下のチャンネルをお薦めしたい。

技術系のYouTuberは英語のネイティブスピーカーではないことも多いがそこは気にすることは無いだろう。非ネイティブの話す英語のほうが聞き取りやすいことも多いし、色々な英語に訛りに慣れて置いたほうがいいからだ。

エンジニア向けのオンライン英語コースの受講

近年、一般的になってきたUdemyなどの学習プラットフォームには、IT関係の仕事で働く人のための英語コースがある。

これらのコースではITプロジェクトで日常的に使用される用語をふんだんに用いながら英語を学習できる。ITプロジェクトの基礎知識を学びながら英語も学習できる。

コースによっては直接、教師に質問できる特典もある。

コースを探すときは”English coruce for it”などのキーワードで検索を掛けよう。サンプルビデオを見たうえでフィーリングでコースを選ぼう。

英語⇔日本語のタンデムをおこなう

英語を学習したいならタンデムパートナーを探してみるというもお薦めだ。

タンデムは誰かとペアを組んでお互い得意の言語を教えあう取り組む。日本語を勉強したいという人は結構多いのでパートナーは比較的簡単に見つかるだろう。

また、日本語学習者にはエンジニアの人も多いので会話のネタに困らないといういもあるし、運が良ければ海外のエンジニアと職探しのためのコネクションを作れるかもしれない。

タンデムの難点はちょうどいい語学レベルのパートナーを見つけるのが難しい点。言語レベルに偏りがあるとどちらかの言語で話し続けてしまう状態になりがちなので、お互いにルールを決めて取り組もう。

技術資格を英語で受験する

ここからは少し中級者・上級者向けの勉強を紹介していきたい。

Javaなどのプログラミング言語の資格やAWS(Amazon web serivce)などのインフラストラクチャの検定試験を受験する予定のある人は英語で受験してみるのを考えてみるのもいいだろう。

英語を使い慣れてきた人であれば、英語で出題されたほうが理解しやすい、回答しやすいという人も少なからずいるのではないかと思う。

なお、基本情報技術者試験やITパスポートは英語で受験することはできないが、海外ではITパスポートに相当する”ITPECアジア共通統一試験”という試験がある。

技術ブログの記事を英語で執筆する

MediumやDev.toといったテックブログは一度は見たことがあると思う。これらのブログは登録すれば自分の記事を投稿する事ができる。

心理的な難易度は少し高いかもしれないが自分の興味のある分野でしっかりと下調べをしたうえで記事を書けば、英語の表現力がいまいちだったとしても多くの人の役に立つ記事が書けるだろう。

こういった記事の投稿は大学の卒業論文のような感覚で、エンジンアとしての実績としてカウントすることができる。つまり、職を探すときに履歴書などに記述することができる。

自分のエンジニアとしての能力をアピールできるうえに、得意分野などを理解してもらえるチャンスなのでぜひ活用するようにしよう。

いきなり記事を書くのは敷居が高いと感じる人はStackOverflowなどの質問プラットフォームで質問・回答してみることが始めるといいだろう。

オープンソースプロジェクトに参加する

自分の興味のある技術テーマを明確に持っている人はオープンソースプロジェクトに参加してみるのもいいだろう。

自分のよく使っているソフトウェアの開発に携われるのは開発者にとって喜ばしい経験になるはず。また、コードレビューなどを通して経験値の高いプログラマから意見をもらえるというのは貴重な経験になるはずだ。

また、オープンソースプロジェクトの参加も仕事を探す際にプラスのアピールポイントとなる。大学を卒業したばかりで実務経験の少ない開発者にとっては経歴を積むための絶好の場ともなる。

興味のある人はGitHubのこちらのページを読んでみよう。

英語でプレゼンテーションをおこなう

プレゼンテーションは英語の表現力を高めるために非常に効果的な方法だ。

プレゼンテーションは苦手で考えただけで胃が痛くなるという人も少なくないかもしれないが、プレゼンテーションは非常に時間対効果の高い英語学習法だ。

英語のみならずアウトプットの練習をするというのは非常に役に立つ経験である。聞き手の心理を考えながら導入から結びまでの流れを考えるのは至難の業だ。

プレゼンテーションをしてみると、文法や発音よりも感情が伝わるような話し方を心がけたほうがいいことに気付けるだろう。

まずは定例レビューなどで積極的にプレゼンテーションをおこなう事から始めよう。

また、カンファレンスなどで登壇する機会があればぜひ受けてみよう。エンジニアとしての大きなキャリアアップが期待できる。